ミカタのアクション

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子ども食堂

広がれ“見守りの輪” 事情問わず、親子の居場所に

家カフェHATA

母親の嘆きに心動かされ 空き家活用し、オープン

元々、市内のゲストハウスで親子向けのカフェを営んでいた半沢さん。そこで、休日の子どもの食事や居場所に困ったという、ある休日働きの母親の嘆き声を聞きました。家に子ども1人残すのは不安。しかし、生活があり、仕事を辞めるわけにもいかないーー。3人の子を持つ半沢さんは、その切実な胸中を察し、決意しました。

同法人メンバーとともに、東日本大震災の津波で浸水した2階建ての空き家を改修し、オープン。多い時で20人ほどの小中学生が訪れます。メニューは同法人メンバーがボランティアで手作りしており、育ち盛りの子どもたちの栄養面にも気遣った配膳を心がけているそう。

食材は、助成金やフードバンクで賄っているほか、半沢さんらの取り組みを知った地元の農家からお裾分けしてもらうこともあります。「家だと甘えて残しちゃうような嫌いな食べ物も、ここだとみんな頑張って食べるんですよ」と半沢さんはうれしそうに話します。

子どもの交流、垣根越え盛ん 準備手伝う中学生も

最近では地区外の子も訪れ、学校や学年、性別の垣根を越えて子どもたちが交流しています。半沢さんらの取り組みに感化され、手伝いをしてくれる中学生も出てきました。

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仲良く食卓を囲む子ども

息抜きしたい親も歓迎 「地域の子どもたちは地域で見守る」

半沢さんは、休日働きの親に限らず、家事や育児から離れてリフレッシュしたい親にも、子どもを気軽に預けてほしいと話しています。「家庭事情にかかわらず、地域の子どもたちは地域で見守る。そんな地域づくりの一端を担えたら嬉しい。」と話していました。

家カフェHATA

子ども食堂

住所: 〒988-0817 宮城県気仙沼市西八幡町2の2
Tel:070-8483-4446
営業時間:午前10時-午後2時(時間外対応可)
定休日:日曜日
設備:駐車場、授乳室、おむつ替えコーナー、子ども椅子貸出
Facebook:https://www.facebook.com/iecafeHATA/

取材日
2022/07/21