ちょっとしたコツで、子育てが軽やかになる!
杉浦美里 (けせんぬま森のおさんぽ会 代表)
けせんぬま森のおさんぽ会の代表であり、モデルの仕事もしている杉浦美里さんは、子どもの発達や、ママたちの負担に違いが出てくる、抱っことおんぶの方法を伝える講座を開いています。全国どこでも出張開催が可能。これまで気仙沼市内や宮城県内のほか、岩手県・愛知県・静岡県などの保育園・子育て支援施設・病院などで講座を行ってきました。
赤ちゃんもママもうれしい抱っことおんぶ
出産は交通事故に遭ったのと同じぐらいのダメージとも言われますが、そんな体を抱えて待ったなしで赤ちゃんを抱っこする日々がはじまります。でももしも、抱っこやおんぶの仕方によって、身体の負担が変わってくるなら、さらに赤ちゃんの発達にまで違いが出てくるなら、それはぜひとも知っておきたいこと。
杉浦さんは、街で赤ちゃんを抱っこしている姿を見ると、その抱っこの位置が低いと感じることが多いそうです。抱っこやおんぶの位置が低いと、体に負担がかかりやすいそう。そんな基本から講座ははじまります。育児中のつらい症状である腱鞘炎を防ぐ抱っこのコツもあります。
また、赤ちゃんに一番大切な安心感。スキャモンの発育曲線からは生まれてから3歳までの間に身体が大きく成長することがわかっています。この時期を安心して過ごすことが性格の土台となり、自己肯定感に繋がるといいます。赤ちゃんにとって一番安心できる抱っことおんぶとはどんな姿勢なのでしょう。赤ちゃんの体感を鍛える観点でも伝えています。
ほかにも、災害時や抱っこひもがない時に役に立つ、そこにあるストールをスリングにしたり、さらしでおんぶする方法もあります。
抱っこやおんぶを改めて教わるということはなかなか発想にないかもしれませんが、「抱っことおんぶと姿勢の話」を聞くと、子育てのこんなにもいろいろな部分に繋がっていることなんだと気づきます。講座を受けたママの声に多いのが、「妊娠中に聞きたかった!」ということ。だから、妊婦さんの受講も大歓迎です。抱っこひもやおんぶひもを買う時もアドバイスも受けられます。
コソダテノシセイ
実は杉浦さんはミスユニバースジャパンの静岡代表であり、ファイナリスト。この時に受けた美容や健康や姿勢のレクチャーやトレーニングが育児の場面でも活きていると言います。講座では、意識するだけの産後エクササイズも教えてもらえます♡
また、長年抱っこをおんぶのサポート実践をしてきた、子育ての文化研究所の迫きよみさんが、気仙沼に復興支援で来た際には、その指導も受けました。
姿勢の話というのは、身体のことだけじゃなくて、子育てと向き合う「姿勢」という意味も込めているそうです。むしろ「向き合いすぎないで」と。特に初めての子育て中には、ついつい「これさえしていれば大丈夫」という正解を求めてしまうもの。子どもは仕事のようにはコントロールできない。泣くこともあって当たり前。とはいえ、コツもある。それを伝えることで、ママにはムリせず、笑顔でいてほしい。それが赤ちゃんにとっても一番。
講座でのサポートで抱っこやおんぶの姿勢を変えてみて、「あ、これならラクです~」という声が聞けた瞬間が一番うれしい。そんな杉浦さんの「抱っことおんぶと姿勢の話」が聞きたくなったら、Webサイトの講座情報をチェックするか、近くの子育て支援施設に講座をリクエストしたり、身近な友だちと一緒に出張講座の問い合わせをしてみてください。
杉浦美里 (けせんぬま森のおさんぽ会 代表)
抱っことおんぶと姿勢の話
問い合わせ先:mstmt@gmail.com
Webサイト:http://misatosugiura.me/onbu
instagram : https://www.instagram.com/mstmt/
- 取材日
- 2022/06/29