子連れでも安心して外食を！

食事を作る手間を省いたり、在宅生活の息抜きに行きたくなるのが『外食』。しかし、子連れ家族にとっては「子どもが迷惑をかけてしまったら…」という心配がつきまとい、ハードルになっているかもしれません。そんな人たちへの外食を後押ししようと、気仙沼市の母親グループと気仙沼市の子ども家庭課が子連れでも気軽に入れる飲食店をまとめた『ぬまマップ』 を制作しました。

飲食店の地図のほか、子育ての“先輩”によるアドバイスも

子連れ外食への苦労に共感　母親15人で始動

作成したのは、子育て支援わくわくけせんぬま（市内田尻沢）のスタッフと、利用者である母親たちで発足したわくわくママーズ、そして気仙沼市子ども家庭課です。わくわくけせんぬまで施設長を務める星麻希さんを中心に、約15人で活動しました。

「ぬまマップ」は、ある子育て中の母親がこぼした悩みをきっかけに生まれました。せっかく飲食店に入っても子どもが騒いで周りに気を遣う、おむつを交換する場所がない…。その話に共感した母親たちで、子ども家庭課と共に『子育てに優しい店』をマップにまとめることにしました。

母親自ら歩いて情報収集　一作目からリニューアル

メンバーが店を一軒一軒訪ねて、情報収集。以前作られた同様のマップを参考に、子育て設備の情報を増やしたり、地図情報をアップデートしたりして、2021年6月に完成しました。制作には、企業や個人から子育て支援を募る「コソダテノミカタ基金」を活用しています。

マップには54店舗を掲載。店ごとに個室やキッズスペース、おむつ替えシート、子ども椅子などの有無を紹介しています。そのほか、「食事用エプロンがあると安心」「ミルクは熱々を準備、お店に着くとちょうど飲み頃」など、ひと通りの育児を終えた”先輩”によるアドバイスもあり、育児駆け出しの親にも心強そう。

星さんは「在宅育児が続くことによるストレスを少しでも和らげたい。頑張るママたちの外出しやすい環境づくりに役立てば」と話していました。

マップは、A3判折りたたみ式で、二千部を作成。
ぬまマップ掲載店舗、市内の子育て支援施設、児童館などで手に入ります。

ぜひお手に取ってみてくださいね。