ミカタのアクション

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未就園児ママの居場所づくり

ママが楽しければ子どもも楽しい!

一般社団法人Ripple 子育て支援わくわくけせんぬま

子育て支援わくわくけせんぬまは、気仙沼市の田園地帯の民家を改装し、平日の昼間のママと子どもの居場所として開放しています。開放日は、平日の10時から15時。子育ての少し先輩でもあるママがスタッフとして、2~3人常駐しています。

8年前からママと子どもたちを迎えて

代表の星さんは、2014年に東京ロータリークラブが立ち上げた「気仙沼すくすくハウス」の現地スタッフとして、子育て支援に関わってきました。当時はママの居場所も少なく、復興事業などで増えた転入・移住ママは慣れない土地で、子育ての悩みを聞いてくれる人も、子どもを連れて少し息がつける場所もほかにはありませんでした。

すくすくハウスは当初からの予定通り3年間でプロジェクトが終了したため、現在の場所を見つけて、わくわくけせんぬまを立ち上げました。すくすくハウスに通っていたママたち数人が場所選びや改装まで協力してくれました。子どもたちが外遊びできるような広い庭がほしいと考え、子どもの遊び場づくり事業をしている一般社団法人プレーワーカーズとともに現在の場所に引っ越してきました。

震災から11年が経ちましたが、子育てをするママの悩みは、復興の段階に関わらず変わらないと星さんは言います。

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いつでも迎えてくれるママの居場所

わくわくけせんぬまは、子どもを連れて駆け込めて、遊ばせることもできるし、持ってきた食事を取ることもできる。1度行けば誰でも、ひとりで行ってもいつでも迎えてくれると思える場所。星さんは、まずママが元気でいること。そうでなければ、子どもに目をやることができない、と言います。だから、わくわくけせんぬまのスタッフは、なによりもママの気持ちに寄り添う。
「わくわくさんに来ていなかったら3人目とか産めなかった」というママの声も聞くほど、ここはママにとって必要な場所として、開かれ続けています。

これから出産というママも、ぜひ妊娠中に一度覗いてみてくださいね。

一般社団法人Ripple 子育て支援わくわくけせんぬま

未就園児ママの居場所づくり

住所:〒988-0825 気仙沼市田尻沢190-3
Tel:080-6030-6337
営業時間:月〜金 10〜15時
定休日:土・日・祝日
設備:駐車場10台・オムツ替え台・子ども用椅子・バウンサー・ベビーベッド・おさがりコーナー
Facebook:https://www.facebook.com/wakuwakukesennuma/
Instagram:https://www.instagram.com/wakuwaku.kesennuma/

取材日
2022/05/11