すべての子育てに助け合いを。

頼れる味方とつながれる、ファミリー・サポート・センターとは？

地域での子育て支援の取り組みとして育児の援助がしたい人と援助を受けたい人をアドバイザーがつなぐ会員制のサービス「ファミリー・サポート・センター」という仕組みがあります。 育児の援助を受けたい「利用会員」・育児の援助をしたい「協力会員」・どちらも兼ねる「両方会員」、すべて無料で登録ができます。協力会員は登録前に養成講座を受ける必要がありますがとくに特別な資格は必要ありません。 登録をしたあとは会員同士で子育てを助け合うことができ、通称“ファミサポ”として愛されています。

どんな風に使えるの？ファミサポで出来ることと出来ないこと

ファミサポのサポートは赤ちゃんのお世話のお手伝いや子どもの送迎、お預かりなど様々。保育場所も児童館や支援センター、会員の自宅や職場など、幅広く対応ができるのでママたちは色々なシーンで利用しています。 送迎や赤ちゃんの見守り以外にもママのリフレッシュのときのお預かりや沐浴のお手伝いなど、細やかに困りごとに寄り添ってくれます。 一方、宿泊を伴う援助活動や家事の援助、お子さんが病気のときの保育などはサポートが難しい場合があります。詳しくは気仙沼市子育て情報サイト「ぽけっと」でも確認することが出来ますが、こんなサポートお願いできるのかな？と迷ったときはアドバイザーさんにもぜひ相談してみてくださいね。

登録しておけば、いざというとき安心！どんな人が利用できる？

利用会員は気仙沼市にお住まいの方でお子さんが12歳になるまで登録ができます。利用会員・協力会員・両方会員、すべての会員登録は気仙沼児童センター内の「ファミリー・サポート・センター」で入会申込書に記入すれば登録完了です。申込書は気仙沼市子育て情報サイト「ぽけっと」からもダウンロードもできますよ。 登録をしたいけれどすぐにセンターに行く時間が取れない・産後間もなくて体調が優れず外出が大変、など不安や困りごとがある方はアドバイザーさんが一緒に考え柔軟に対応してくれます。一人で悩まず、まずは窓口へ相談してみましょう！

登録から初めての利用までの流れ

登録から初回利用まではこのような流れです。 １. 利用会員がアドバイザーに援助活動を依頼 ２. アドバイザーが援助可能な協力会員とつなぐ ３. 利用会員に協力会員を紹介 ４. 利用会員・協力会員・アドバイザーの三者で事前打ち合わせをする ５. 援助活動を実施 ６. 協力会員は報告書の作成・利用会員は報酬のお支払いをする 登録後はLINEでアドバイザーさんとやり取りができたり、利用を重ねると会員同士で直接連絡を取り合って調整ができたりと、手続きもよりスムーズになってきています。 利用後は利用会員が協力会員へ報酬を直接お支払いします。兄弟で同時に利用したときは2人目からは半額になるのも助かりますね。

気仙沼独自の事業！ 0歳児のいるご家庭は利用料が月¥20,000まで戻ってくる！

気仙沼市ではファミサポをさらにママに寄り添ったサポートにするべく「産後ママ応援事業」として独自の取り組みも行っています。助かるポイントは3つ！ １、出産後すぐに利用ができる 今まで利用できるのは生後２ヶ月からでしたが妊娠中に登録をすることで出産後すぐの利用が可能になりました。 ２、自宅で育児のサポートをして貰える 協力会員が利用会員の自宅に訪問し沐浴などの育児のお手伝いやママが家事をしている間の赤ちゃんの見守りなどが出来るようになりました。(※生後２ヶ月まではママと一緒の活動になります) ３、0歳児のいるご家庭は利用料が月¥20,000まで戻ってくる 出産後1年未満まではご兄弟の送迎や預かりも含めて利用会員に支払った利用料が月¥20,000まで市から戻ってきます。産後はママにとって心身ともに大変なときでもあります。月¥20,000まで実質無料でサポートを受けられるのは本当に心強いですね。

地域に頼れる人がいる

協力会員には自身も子育て経験がある方が多く、中には自分の子育ては少し落ち着いた子育ての先輩や長年活動をしているベテラン会員さんなど頼もしい方々が多くいらっしゃるようです。 ある協力会員さんは「利用したママが“自分のやりたいことが出来て助かりました”と笑顔になってくれることがとても嬉しい」と話してくれました。ファミサポ中はお子さんも楽しい時間を過ごし、お迎えのときに「もっと遊んでいたい！」と言うことも多いのだとか。 困ったときに近くに頼れる人がいる。 そんな安心から地域で繋がる助け合いの輪は拡がっていくのかもしれません。