子どもと一緒に仕事やイベントや休憩のできるスペースを
□ship -スクエアシップ-(気仙沼まち大学運営協議会)
気仙沼の内湾地区、気仙沼湾を一番奥から望む位置に□ship(スクエアシップ)はあります。ここはひとが停泊し、対話やまなびやチャレンジがうまれる場所。ここで仕事や作業をしたり、打ち合わせをしたり、イベントを開催したりと、年会費1000円(ドロップイン200円)で自由に使える場として開かれています。(※イベント利用は1時間1000円、キッチン利用は1回500円が別途かかります)
火曜日から土曜日の10時から21時までオープン。人工芝のエリアがあり、電子レンジやウォーターサーバーもあるので、お子さんを連れたママのランチタイムなどにも使えます。
このまちは対話から挑戦が起こる大学
□shipを運営しているのは、市・商工会議所・信用金庫・民間からなる、気仙沼まち大学運営協議会。気仙沼まち大学とは、対話から共創・協働が生まれ、新しい挑戦やイノベーションが次々起こる、市民が主役のまちづくりを実現するためのしくみ。東日本大震災以降、復興とその先の未来に向けて多様なチャレンジャーによる取り組みが活発に行われてきたことを背景にしています。
これまで気仙沼市は、ぬま大学・経営未来塾・高校生のマイプロジェクトアワードなどを立ち上げてきました。これらのまなびの期間終了後も、受講者同士がつながりをもち、それぞれのアクションを進めていくことができるよう、また受講者以外の人たちにも開かれた拠点として、2019年に□shipができました。
まちに開かれたスクエア
□shipの運営を担当する成宮さんは、まちに開かれたスクエア(広場)として、小さな子どもを連れたママやパパにも気軽に利用してほしいと考えています。公共の場で小さい子どもを連れていると、謝ることや窮屈なことも多いですよね。それっておかしいんじゃないだろうか。そんな個人的な問題意識もあったと言います。
ここに集まっている人は、ワーキングスペースとして利用している人も含めて、オープンであることを選んできている人たち。子どもの動きや声でクレームなどがきたことはありません。子どもにとっても大人にとっても自由に使える場であるよう、スタッフも会員とのコミュニケーションを大切にしています。子育て前、結婚前の若い人たちも、子どもや子育ての現場に触れて、繋がりが増えていったらいいなとも考えられているそうです。
ママの「したい!」に伴走したい
ガラス張りの人工芝のスペースにはローテーブルとソファがあり、ランチやお茶にくつろぐこともできます。電子レンジやIHコンロなどもあるので、お弁当も温められます。
もちろん、子どもを連れてミーティングをしたり、イベントに参加するといった利用もあります。成宮さんたちも、子育て中のママに来てもらうきっかけになるようなイベントを開催してきました。たとえば、絵本カフェ架け橋(現:家カフェHATA)によるネイルのイベントや、いずみぱんの試作会などがここで開かれました。
いずみぱんのように、「なにかをはじめたい、仕事をしたい―」というママには、成宮さんたちが気軽に相談に乗り、応援してくれます。
□shipのイベントで学ぶことや新しいことを知ることがたのしいと感じてもらったり、仲間と定期的に使うコミュニティが増えてほしい―そう願って、ママにもパパにも子どもたちにも、ここは開かれています。Leader shipもOwner shipもFriend shipも、それぞれの向かいたい方向が□に積める船なのです。
□ship -スクエアシップ-(気仙沼まち大学運営協議会)
子連れで使えるシェアオフィス
==□ship(スクエアシップ)==
住所:宮城県気仙沼市南町海岸1-11 気仙沼市まち・ひと・しごと交流プラザ PIER7 2階
Tel:0226-28-9972
Mail:info@square-ship.com
営業時間:10:00〜21:00※新規会員登録、お問合せは13:00から受付
定休日:日曜・月曜・祝日
設備:ウォーターサーバー、電子レンジ、IHコンロ、Wi-Fi、電源
Webサイト:https://machidai-kesennuma.jp/
Facebook:https://ja-jp.facebook.com/squareship.k/
Instagram:https://www.instagram.com/square_ship/
- 取材日
- 2022/08/12